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01 2011

「ニンテンドー3DS」値下げに思う事

先日任天堂はニンテンドー3DSの価格改定を発表しました。
現在は2万5千円で販売されていますが、8月11日からは1万5千円という大幅な値下げ。

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新色フレアレッドは登場1ヶ月足らずで値下げに。


これにより、DSiと同じ、DSiLLより安いという価格設定に。
ちなみに中古価格は既に買取・販売共に値段が落ちている店舗もありました。

この事に関してはTwitterでも多くの意見を目にしました。
普段ゲーム関連についてツイートされない方も言及されていたのがこの出来事の大きさを物語っているのかもしれません。

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販売店では早速案内が。


任天堂ファンである自分も今回の件について感じた事を述べたいと思います。
ゲーム機本体の価格が下がる事自体は何も珍しいわけではありませんが、発売から半年足らずで4割引というのはかなりのインパクトです。
これで購入のハードルが一気に下がり、購入しやすくなるのは間違いありません。

ここまで思い切った判断に至ったのは販売台数の低下に他ならないでしょう。
3DSは発売当初こそ売り切れ店が続出していましたが、大阪のヨドバシ・ヤマダ・ビック・ソフマップでは翌週には在庫がありました。

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3DS発売翌週のヨドバシ梅田にて。
結果的に予約しなくても早々に手に入る状態でした。


販売推移も見ても好調だったのは最初だけでした。

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3DSは3週目以降の販売台数がグッと落ち込んでいます。


値下げをするには時期が早い気もしますが、年末には待望のマリオタイトルが2つ(スーパーマリオ3Dランド、マリオカート7)もリリース予定で、その直後だとより大きな反感を買う事となるだろうし、販売台数がまだ少ない今のうちに少しでも早くって判断だったのでしょう。


ところで、今月28日に発売予定だった「スーパーポケモンスクランブル」は直前の25日に発売日を8月11日に延期しました。
バグがあったとの事ですが、発売日が11日というのは今回の発表も影響しているかもしれませんね。

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少なくとも何らかの因果関係がありそうな発売日延期。


自分はブログでも紹介した通り予約までして発売日に購入しましたが、今日現在で3本のソフトを購入し楽しんでいるわけで、今後ソフト購入するにあたり"先行投資"でハードだけを購入された方々にはよりショックな出来事かもしれません。


ただし、今回の値下げまでに購入した(してしまった)方への配慮も任天堂は忘れていませんでした。

値下げ決行前の8月10日までに購入した方は「アンバサダー・プログラム」なるサービスを受けられます。
これは、ファミコンとゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールを10タイトルずつ計20タイトルを無償でダウンロード出来るというものです。

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現在3DSのバーチャルコンソールはゲームボーイタイトルのみ提供されています。


「ファミコン・バーチャルコンソール」は3DS用に年末から開始予定のサービスですが、それに先駆けて9月1日より「アンバサダー・プログラム」向けに提供されます。
タイトルは、
 ・スーパーマリオブラザーズ
 ・ドンキーコングJR.
 ・バルーンファイト
 ・アイスクライマー
 ・ゼルダの伝説
の5タイトルが発表されています。
残りの5タイトルが気になりますねぇ。

ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールは現時点で一般にサービス提供する予定が無く、「アンバサダー・プログラム」オリジナルのサービスという事になります。
タイトルは、
 ・スーパーマリオアドバンス3
 ・マリオカートアドバンス
 ・メトロイドフュージョン
 ・メイドインワリオ
 ・マリオvs.ドンキーコング
と、こちらも5タイトルだけが先行して案内されています。

ただ、ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールの注意点として、他のニンテンドー3DSに引っ越しが不可です。
先に挙げたファミコン・バーチャルコンソールは、今後の本体更新で提供予定の「ソフトとデータの引っ越し」機能で「他のニンテンドー3DSへ引っ越し」する事が出来ます。

詳しくは把握していないのですが、引っ越し出来ないという事は、その3DSが故障したり、将来的に他の3DSシリーズ(DSシリーズのDSLiteやDSiLLみたいなの)へ買い替えたりする時に問題となりそうです…。
(追記:8/5に任天堂から発表があり、ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールでも「他のニンテンドー3DSへ引っ越し」する事が出来る様になったとのことです。)

他にも、プレイ中はスリープモードにならず、「いつの間に通信」や「すれちがい通信」も不可で、「まるごとバックアップ機能」や「VC中断機能」も非対応で、HOMEメニューは簡易表示になってしまったりと、"突貫工事"な印象がいなめません。

それだけ今回の値下げが急な決定だったのかもしれませんが、これらのゲームはこの先ずっとプレイしていくだろうし、キチンと整備されたものを提供して頂きたいものです。

残りのタイトルも気になりますが、個人的には「リズム天国」が欲しいです。
「みんなのリズム天国」では一部のステージがプレイ出来るオマケがあるのですが、出来れば全ステージをプレイしたいです(自分はGBA版は未プレイなので)。

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出現条件が厳しくてまだ1ステージも出せていません(泣)。


ゲームボーイアドバンス向けのソフトは名作も多いので、今後是非とも一般向けに販売して頂きたいところです。

1万円の値下げを完全に補填するものではありませんが、それでも早期に購入した人への配慮があるのは嬉しいです。
この「アンバサダー・プログラム」は8月10日までに「ニンテンドーeショップ」に接続するだけで自動的に適応となります。

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ニンテンドーeショップ内でもお知らせの動画(テロップ)が。




賛否両論巻き起こった今回の価格改定。
自分はどちらかと言えば賛成派です。
改訂の情報を目にして思った不満は、実は改訂に関してではなく、発売前や発売時への不満だというのに気付いたからです。


多くの方が感じておられたのではと思う不満が価格設定
任天堂の携帯型ゲーム機としては2万5千円は高額です。
本体の性能を考えてもそこまでの値段になるのかなと。
マルチメディア機能で言えばPSPの方が優っていると思います。

現在に至るまで任天堂はゲーム機を「おもちゃ」として扱ってきました。
これは決して悪い意味ではありません。
あくまで「ゲームそのもの」で勝負してきましたし、「おもちゃ」だからこそハードの耐久性も十分考えられています。
だからこそ、やはり2万5千円は高額なのです。
子供たちや買ってあげる親御さんにとっては手が出しにくかったのではないでしょうか。

役員の報酬カット等ある程度痛みを伴っていますが、1万5千円でも提供出来るのなら、初めからもう少し安くしておけばこの様な事態にはならなかったのかもしれません。


ソフトの展開も良くはなかったと思います。
ハードと同時に発売されたソフト(ローンチタイトル)の内、任天堂が用意したのは「nintendogs+cats」のみ。
1本という数もさる事ながら、任天堂の看板タイトルとしても弱い感じがします。

ハードの品薄を懸念して、敢えての事なのかとも思いました。
他にはサードパーティへの配慮もあったのかもしれません。
「任天堂ハードは任天堂のタイトルしか売れない」というのは長年言われ続けている事で、サードパーティとの付き合い方は任天堂の大きな課題なはずです。
そんな任天堂の読み通りなのか、ハード発売初週に一番売れたのは「レイトン教授」でした。

ところがその後は、ハードの売上が低下しローンチタイトルは共倒れ状態。
今日現在までに幾つかのローンチタイトルがセール品になっているのを複数の店舗で目撃しています。

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3DSのローンチタイトルは以上の8タイトルでした。


その後もキラータイトルとしては弱いものが続き、ハード発売から4ヶ月経過してようやく「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」が。

過去、DSやWiiを見てもハード発売からしばらくはリリースペースも決して早くはありませんでしたが、それでもローンチタイトルが牽引していた印象があります。

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自分がDSとWiiで購入したローンチタイトルソフト。
任天堂はDSに5本、Wiiに4本のローンチタイトルをリリースしました。


あとは、世間のハードに対する認識にも問題があったと感じ、ここについても任天堂が対応出来ていればなと。
3DSの目玉機能は勿論「裸眼3D」ですが、3DSの魅力はそこだけではありませんし、そもそも裸眼3Dはそれ程重要なポイントではありません。
なにしろ3D表示はオフに出来てしまうのですから。

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現在は3D機能を完全に切ってしまってもプレイに支障はありません。


ニンテンドーDSで言えば、全ての場面でタッチ画面を使わずとも操作出来る様なものです。
今後裸眼3Dをどう利用するかは分かりませんが、現段階では「オマケ」なんです。
ところが世間がそこを重要視し過ぎた感じがするのです。
裸眼3Dは「目が疲れそう」だし「すぐ飽きそう」。この評価がニンテンドー3DSの評価に直結してしまったのではないでしょうか。


繰り返しになりますが、今回の3DSに対する任天堂の対応は酷評されるほど悪くはないと思います。
むしろ出だしが悪かったのです。
まぁ、これまでにもサービス展開に疑問を持った点もありますが…。

ともかく、この大英断を期に3DSの魅力が大いに増す事を期待したいです。

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ソフマップでは既に値下げ後の本体予約を受け付けていました。

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