2015年に「ベイマックス」のブルーレイを購入して以来、ディズニーの他にもピクサー/スター・ウォーズ/マーベルと、ディズニー関連作品のブルーレイを買っていました。
この3年間、気が付けば量が増えて棚の面積をかなり占めるようになってきました。

いつの間にか結構な数に…
そこで前々から検討はしていたデジタル配信版を購入することにしてみました。
ディスク版と比較して長所もあれば短所もあるのですが、自分の利用シーンだとデジタル配信の方が向いているかなと思った次第です。
現在ディズニー・ジャパンが展開している「MovieNEX(ムービーネックス)」は、ブルーレイの他にDVDやデジタル配信、Webでの限定コンテンツが楽しめるというのが"売り"です。
「1パッケージで1プライス」という方針の下、廉価版といった再販も基本的には提供されません。

日本独自仕様の「MovieNEX」
白いパッケージが特徴的
ところが昨今4K UHDが登場して少し状況が変わってきました。
「1パッケージで1プライス」なら4K UHDもここにパッケージされて良い気もしますが、通常のMovieNEXはそのままで、それとは別に「4K UHD MovieNEX」なるものが登場しました。
この「4K UHD MovieNEX」は、4K UHDディスクとブルーレイディスクに加えて、デジタル配信やWebコンテンツも利用できるのは通常盤同様です。
DVDは同梱されていない一方で3Dブルーレイが付属されています。
現在3Dコンテンツを鑑賞できる環境にある家庭がどれほどあるのか不明ですが、視聴環境がない自分には全く不要です。
その影響で価格が上がっているでしょうから、なおのこと残念です。

公式サイトによる説明
すでにMovieNEXで展開されている過去作品も「4K UHD MovieNEX」として新たに販売されており、4K UHDで楽しみたい場合はまた買い直す必要があります。
「スパイダーマン ホームカミング」は版権がディズニーではないのでMovieNEXで販売はされておらず、ブルーレイを購入しようとするとDVDか4K UHDがセットされたどちらかを選ばなければいけなかったので”ブルーレイ+4K UHD版”を購入しましたが、そもそも4K UHD自体もiMacで映画鑑賞する自分にはまだ視聴できる環境にありません。
今日現在Macにはまだ4K UHD再生に対応したアプリがないのです。
今後ブルーレイ版と4K UHD版のどちらを買った方が良いのかどうか悩むようになりました。

現在自分が唯一持っている4K UHDディスク
もう1点、現在のMovieNEXで不満なのがデジタル配信の仕様なのです。
iPhoneやiPadでも映画鑑賞できるので最初の頃はとても重宝していたのですが、今年7月以降はniconicoでの提供が終了してGooglePlayのみとなりました。

MovieNEX開始当初からサービス提供していたniconicoが終了に
GooglePlayムービーは吹替版と字幕版の両方が販売されていますが、MovieNEX経由で入手すると吹替版しか選べません。
実写作品は字幕で観る自分にとっては残念でなりません。せめてどちらか選べるようにしてほしかったです。

GooglePlayの購入した映画一覧は名前順になっています
この並びを変えることができないのも不便です
そういうわけで、デジタル配信もパッケージされていながらその使い勝手は決して褒められるものではないのです。

MovieNEXで提供されているデジタルコピーで使える機能一覧
その他、MovieNEX会員専用サイトから特典映像が視聴できるというのもありますが、購入動機に至るまでの充実さではありません。
まぁオマケ程度ですね。

MovieNEX CLUBでは特典映像やキャンペーンの応募も提供されています
前々から悪評を目にしていたMovieNEXですが、自分は最初そう感じていなかったものの徐々にその考えが変わってきたのに気付きました。
そんな不満のあるMovieNEXですが、デジタル配信そのものは便利だということもMovieNEXを通じて感じました。
デジタル配信をクラウド同期していれば、例えばMacで観ていた場面の続きをiPadですぐに視聴できます。
ディスクの入れ替えの手間が省けるのも地味ながら便利で、ちょっとした時間でも観ようという気持ちにさせてくれます。
デジタル配信だけを購入するとMovieNEXより安いですし、ディスク版よりも先行して配信開始されることが多いという利点もあります。
早いものでは例えば「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」はMovieNEXの発売は9月5日ですが、デジタル配信は1ヶ月ほど前の8月8日に開始されています。
以上の経緯から、MovieNEX経由ではないデジタル配信版を購入しようと考えたわけなのです。
さて、iMac/iPad Proを使っている自分にとってはデジタル配信を購入するならiTunesしかないでしょうw
ということでiTunes Storeから初めて映画を買うことにしました。
購入後はデバイス容量が気になる場合はストリーミング再生ができますし、通信量が気になる場合はダウンロードしておくことも可能です。

まずはMovieNEX購入を控えていた「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」と「リメンバー・ミー」を購入しました。
プレイリストは自分でフォルダ作成もできますので、ディズニーやマーベルなど製作スタジオ別で分けて管理しようと思っています。
観なくなった作品はライブラリから削除もできます。当然iTunes Storeから無料で再ダウンロード可能。
ただしこれらが使えるのはMacでのみ。iOSデバイスの”ビデオ”アプリにはこれらの機能が見当たりません。”ミュージック”アプリにはプレイリストがありますし実装を望みたいです。

iTunesでは一部作品は「iTunes Extra」としてボーナスコンテンツが楽しめます。
ブルーレイ版に収録されているボーナスコンテンツ全てが収録されているわけではありませんが、それでも他の動画配信サービスと比べて魅力的な特典です。

また、購入した作品が4K UHDに対応すると無料でアップデートできるのもiTunes Storeの優位点です。
ただし4KUHDでの視聴にはApple TV 4Kが必要で、手持ちの5KディスプレイiMacには対応していないみたいなので自分にはあまり関係ありませんが…。
しかしデジタル配信版にもデメリットが存在します。
移行に二の足を踏んでいたのもそれらがあったからでした。
まず現状では吹替版と字幕版が別々に販売されている作品がほとんどです。
個人的に最大の懸念点がこれでした。
英語音声に英語字幕といったこともできません。
またデジタル配信版は本編のみの収録で、基本的にボーナスコンテンツは収録されていません。
先の通り「iTunes Extra」として一部収録されているものの、ディスク版よりも数はかなり限定されます。

「リメンバー・ミー」ボーナスディスクの内容
この内iTunes Extraに収録されているのは赤枠部のみ
iTunesやAmazonプライム、GooglePlayなどなどデジタル配信の提供ストアが多岐に渡るのも短所に挙げられるでしょう。
自分は今回iTunesから購入しましたが、将来的には再びWindowsPCとAndroidスマホに戻ったら他のストアを利用したくなる可能性も否定できません。
ちなみに本家・アメリカでは「Movies Anywhere」という動画配信プラットフォームが提供されており、ディズニーも参入しています。
「Movies Anywhere」は、iTunes/AmazonVideo/GooglePlay/Vudunといった本来別々に提供されているものを1つに同期させるサービスだそうで、一度デジタル配信を購入しておけばデバイスに合わせて好みの環境で視聴できます。
インターネットが広く普及した現代に合わせた先進的なサービスだと思います。
日本でも(そしてディズニー・ジャパンが)採用される日は来るのでしょうか…。
ブルーレイとデジタル配信、それぞれに向いている人やシーンをまとめると、
ブルーレイ(ディスク) … テレビで映画鑑賞する場面が多い、友達や家族と共有したい
デジタル配信 … PCやタブレットなどで鑑賞する場面が多い、基本的に1人で観る
といった感じでしょうか。
デジタル配信を利用してみての感想としては、iPad Proで寝ながら鑑賞できるのが便利ですw
4スピーカー搭載のiPad Proなら音量も問題なし。
むしろiMacだとBGMやSEより音声が小さく音量調整に悩むのですが、iPad Proだと気になりません。
iMacでの鑑賞も、いちいちディスクをセットする手間が省けるだけでもかなり便利です。
特にマーベルスタジオ作品はそれぞれが世界観を共有するマーベル・シネマティック・ユニバースが展開されているので、前の作品の一部のシーンを見直したくなることが多いのでライブラリが増えるほど重宝しそうです。
今後発売される作品だけでなく、現在自分が持っているブルーレイライブラリも徐々にiTunesに移行しようかなと考えているところです。
また買い直しになりますが…。
少し心残りなのは、MovieNEXは初回生産分のみリバーシブルジャケット仕様になっているものがあり、特にマーベル作品では多く採用されているので発売日にすぐ買っていました。
こういったコレクション要素があるのもディスク版の特徴ですね。

しかしながら、映画そのものを観なくなっては本末転倒。
デジタル配信移行に伴いiTunesでの買い物がさらに増えそうなのでiTunesカードが割引していた時に5万円分も買ってしまいました(汗)

購入者側で金額を設定できるバリアブルカード
設定金額は1,500〜50,000円
最近では珍しい10%還元キャンペーンが行われていました
ブルーレイの次に主流となるのは4K UHDなのかデジタル配信なのか、今後の動向が気になるところです。
この3年間、気が付けば量が増えて棚の面積をかなり占めるようになってきました。

いつの間にか結構な数に…
そこで前々から検討はしていたデジタル配信版を購入することにしてみました。
ディスク版と比較して長所もあれば短所もあるのですが、自分の利用シーンだとデジタル配信の方が向いているかなと思った次第です。
MovieNEXへの不満
現在ディズニー・ジャパンが展開している「MovieNEX(ムービーネックス)」は、ブルーレイの他にDVDやデジタル配信、Webでの限定コンテンツが楽しめるというのが"売り"です。
「1パッケージで1プライス」という方針の下、廉価版といった再販も基本的には提供されません。

日本独自仕様の「MovieNEX」
白いパッケージが特徴的
ところが昨今4K UHDが登場して少し状況が変わってきました。
「1パッケージで1プライス」なら4K UHDもここにパッケージされて良い気もしますが、通常のMovieNEXはそのままで、それとは別に「4K UHD MovieNEX」なるものが登場しました。
この「4K UHD MovieNEX」は、4K UHDディスクとブルーレイディスクに加えて、デジタル配信やWebコンテンツも利用できるのは通常盤同様です。
DVDは同梱されていない一方で3Dブルーレイが付属されています。
現在3Dコンテンツを鑑賞できる環境にある家庭がどれほどあるのか不明ですが、視聴環境がない自分には全く不要です。
その影響で価格が上がっているでしょうから、なおのこと残念です。

公式サイトによる説明
すでにMovieNEXで展開されている過去作品も「4K UHD MovieNEX」として新たに販売されており、4K UHDで楽しみたい場合はまた買い直す必要があります。
「スパイダーマン ホームカミング」は版権がディズニーではないのでMovieNEXで販売はされておらず、ブルーレイを購入しようとするとDVDか4K UHDがセットされたどちらかを選ばなければいけなかったので”ブルーレイ+4K UHD版”を購入しましたが、そもそも4K UHD自体もiMacで映画鑑賞する自分にはまだ視聴できる環境にありません。
今日現在Macにはまだ4K UHD再生に対応したアプリがないのです。
今後ブルーレイ版と4K UHD版のどちらを買った方が良いのかどうか悩むようになりました。

現在自分が唯一持っている4K UHDディスク
もう1点、現在のMovieNEXで不満なのがデジタル配信の仕様なのです。
iPhoneやiPadでも映画鑑賞できるので最初の頃はとても重宝していたのですが、今年7月以降はniconicoでの提供が終了してGooglePlayのみとなりました。

MovieNEX開始当初からサービス提供していたniconicoが終了に
GooglePlayムービーは吹替版と字幕版の両方が販売されていますが、MovieNEX経由で入手すると吹替版しか選べません。
実写作品は字幕で観る自分にとっては残念でなりません。せめてどちらか選べるようにしてほしかったです。

GooglePlayの購入した映画一覧は名前順になっています
この並びを変えることができないのも不便です
そういうわけで、デジタル配信もパッケージされていながらその使い勝手は決して褒められるものではないのです。

MovieNEXで提供されているデジタルコピーで使える機能一覧
その他、MovieNEX会員専用サイトから特典映像が視聴できるというのもありますが、購入動機に至るまでの充実さではありません。
まぁオマケ程度ですね。

MovieNEX CLUBでは特典映像やキャンペーンの応募も提供されています
前々から悪評を目にしていたMovieNEXですが、自分は最初そう感じていなかったものの徐々にその考えが変わってきたのに気付きました。
そんな不満のあるMovieNEXですが、デジタル配信そのものは便利だということもMovieNEXを通じて感じました。
デジタル配信をクラウド同期していれば、例えばMacで観ていた場面の続きをiPadですぐに視聴できます。
ディスクの入れ替えの手間が省けるのも地味ながら便利で、ちょっとした時間でも観ようという気持ちにさせてくれます。
デジタル配信だけを購入するとMovieNEXより安いですし、ディスク版よりも先行して配信開始されることが多いという利点もあります。
早いものでは例えば「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」はMovieNEXの発売は9月5日ですが、デジタル配信は1ヶ月ほど前の8月8日に開始されています。
以上の経緯から、MovieNEX経由ではないデジタル配信版を購入しようと考えたわけなのです。
iTunes Storeで映画を買う
さて、iMac/iPad Proを使っている自分にとってはデジタル配信を購入するならiTunesしかないでしょうw
ということでiTunes Storeから初めて映画を買うことにしました。
購入後はデバイス容量が気になる場合はストリーミング再生ができますし、通信量が気になる場合はダウンロードしておくことも可能です。

まずはMovieNEX購入を控えていた「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」と「リメンバー・ミー」を購入しました。
プレイリストは自分でフォルダ作成もできますので、ディズニーやマーベルなど製作スタジオ別で分けて管理しようと思っています。
観なくなった作品はライブラリから削除もできます。当然iTunes Storeから無料で再ダウンロード可能。
ただしこれらが使えるのはMacでのみ。iOSデバイスの”ビデオ”アプリにはこれらの機能が見当たりません。”ミュージック”アプリにはプレイリストがありますし実装を望みたいです。

iTunesでは一部作品は「iTunes Extra」としてボーナスコンテンツが楽しめます。
ブルーレイ版に収録されているボーナスコンテンツ全てが収録されているわけではありませんが、それでも他の動画配信サービスと比べて魅力的な特典です。

また、購入した作品が4K UHDに対応すると無料でアップデートできるのもiTunes Storeの優位点です。
ただし4KUHDでの視聴にはApple TV 4Kが必要で、手持ちの5KディスプレイiMacには対応していないみたいなので自分にはあまり関係ありませんが…。
デジタル配信にも短所はある
しかしデジタル配信版にもデメリットが存在します。
移行に二の足を踏んでいたのもそれらがあったからでした。
まず現状では吹替版と字幕版が別々に販売されている作品がほとんどです。
個人的に最大の懸念点がこれでした。
英語音声に英語字幕といったこともできません。
またデジタル配信版は本編のみの収録で、基本的にボーナスコンテンツは収録されていません。
先の通り「iTunes Extra」として一部収録されているものの、ディスク版よりも数はかなり限定されます。

「リメンバー・ミー」ボーナスディスクの内容
この内iTunes Extraに収録されているのは赤枠部のみ
iTunesやAmazonプライム、GooglePlayなどなどデジタル配信の提供ストアが多岐に渡るのも短所に挙げられるでしょう。
自分は今回iTunesから購入しましたが、将来的には再びWindowsPCとAndroidスマホに戻ったら他のストアを利用したくなる可能性も否定できません。
ちなみに本家・アメリカでは「Movies Anywhere」という動画配信プラットフォームが提供されており、ディズニーも参入しています。
「Movies Anywhere」は、iTunes/AmazonVideo/GooglePlay/Vudunといった本来別々に提供されているものを1つに同期させるサービスだそうで、一度デジタル配信を購入しておけばデバイスに合わせて好みの環境で視聴できます。
インターネットが広く普及した現代に合わせた先進的なサービスだと思います。
日本でも(そしてディズニー・ジャパンが)採用される日は来るのでしょうか…。
ブルーレイとデジタル配信、それぞれに向いている人やシーンをまとめると、
ブルーレイ(ディスク) … テレビで映画鑑賞する場面が多い、友達や家族と共有したい
デジタル配信 … PCやタブレットなどで鑑賞する場面が多い、基本的に1人で観る
といった感じでしょうか。
デジタル配信を利用してみての感想としては、iPad Proで寝ながら鑑賞できるのが便利ですw
4スピーカー搭載のiPad Proなら音量も問題なし。
むしろiMacだとBGMやSEより音声が小さく音量調整に悩むのですが、iPad Proだと気になりません。
iMacでの鑑賞も、いちいちディスクをセットする手間が省けるだけでもかなり便利です。
特にマーベルスタジオ作品はそれぞれが世界観を共有するマーベル・シネマティック・ユニバースが展開されているので、前の作品の一部のシーンを見直したくなることが多いのでライブラリが増えるほど重宝しそうです。
今後発売される作品だけでなく、現在自分が持っているブルーレイライブラリも徐々にiTunesに移行しようかなと考えているところです。
また買い直しになりますが…。
少し心残りなのは、MovieNEXは初回生産分のみリバーシブルジャケット仕様になっているものがあり、特にマーベル作品では多く採用されているので発売日にすぐ買っていました。
こういったコレクション要素があるのもディスク版の特徴ですね。

しかしながら、映画そのものを観なくなっては本末転倒。
デジタル配信移行に伴いiTunesでの買い物がさらに増えそうなのでiTunesカードが割引していた時に5万円分も買ってしまいました(汗)

購入者側で金額を設定できるバリアブルカード
設定金額は1,500〜50,000円
最近では珍しい10%還元キャンペーンが行われていました
ブルーレイの次に主流となるのは4K UHDなのかデジタル配信なのか、今後の動向が気になるところです。
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