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01 2018

AFは遅いがお手頃価格のマクロレンズ「SEL50M28」購入レビュー

前回、α7 IIIを購入し開封から外観までを見ていったわけですが、電源投入するにあたりレンズを着けます。

初めてのフルサイズなので、フルサイズ対応レンズもボディと一緒に購入しました。
それがマクロレンズ「SEL50M28」です。

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1本目がマクロレンズというのは変則的ではありますが、ブログの商品レビュー画像に欠かせないのと、他のレンズはどれも一長一短でもう少し考える時間が欲しかったので、まずはこれだけにしました。

APS-Cのマクロレンズ「SEL30M35」とも比較しながらレビューします。





センサーサイズが大きいフルサイズはレンズも総じて大きく重くなる傾向がありますが、SEL50M28はまず箱から小さいです。
ソニーのフルサイズレンズでは先に発売された「SEL90M28G」というマクロレンズもあるのですが、あちらは大きい上に価格も10万円オーバー。
SEL50M28の価格は6万円弱と、フルサイズレンズの中では安い部類です。

中を開けると、取説や製品登録案内用紙とプチプチに包まれたレンズがあります。

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レンズの重量は236g。ソニーのフルサイズレンズの中では下から数えた方が早いくらいの軽さです。
このレンズはツァイスレンズでもなければ、Gレンズでもないブランド名の無いレンズではありますが、AF/MF切替スイッチやフォーカスホールドボタン、合焦範囲をあらかじめ設定しておけるフォーカスレンジリミッターが搭載されており、決して安いだけのレンズではありません

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フードは付属されていませんが、すり鉢状になっている奥に前玉があります。
レンズには必ずプロテクトフィルターを着けている自分ですが、かなり奥にあるのでこのレンズには着けずに運用してみようと思います。

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ちなみにフィルター径は55mm



APS-C用マクロレンズ「SEL30M35」と並べるとSEL50M28の方が大きいものの気になるほどではありません。

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SEL30M35にはフィルターを付けていました。
フィルターが分厚いとフードが締まらないなんてこともありました(汗)

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手持ちのレンズで比べると、超広角ズーム「SEL1018」と似たサイズでした。
SEL1018がAPS-Cレンズの中でも太めだとは言え、フルサイズレンズがここまでコンパクトなので携帯性にも優れています

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α7 IIIに装着しました。
まず、レンズ装着が固かったのが印象的でした。
防塵防滴に配慮した設計かつ、大きく重いレンズにも耐えられるようにボディのマウントが強化されたからでしょう。

コンパクトなレンズなのでトップヘビーにならずバランスが良いので片手でも扱えます。
まぁ長時間となるとツラいかもしれませんが。

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このレンズは近距離の物を撮影しようとフォーカスを合わせると鏡筒が伸びるのが特徴です。
マクロレンズなだけあってかなり寄れます。
ソニーのフルサイズレンズは寄れるものが少ないので貴重な存在です。

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欠点としては、AFでピントが合う速度がかなり遅いです。
先述のSEL90M28Gも速くはないのですが、それでもSEL50M28とは大きな開きがあります。

そしてその際のモーター音が大きいです。
α7 IIIにはサイレント撮影機能がありますが、このレンズでAFを使うとピント合わせで音がするのは要注意です。


レンズは何と言っても写りが大事!
続いては、外に出てSEL30M35と撮り比べをしてきました。

まずこちらがAPSC-CレンズSEL30M35。
APS-C30mmということは、フルサイズ換算で45mmの画角です。

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続いてこちらがフルサイズレンズSEL50M28。
50mmの画角なので先ほどよりも狭くなります。

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両方とも絞り開放で撮ったのでF値の小さいSEL50M28の方が背景がボケている以外は違いが分からないかもしれません。
強いて言うなら、カメラの性能さなのかレンズが要因なのか、フルサイズの方が色がややビビットです。

今度は上の画像を等倍でトリミングしました。
こちらがSEL30M35。

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こちらがSEL50M28。
先ほどと比べて、ピントの合っている花の部分がくっきりしています。
撮影したカメラがNEX-5R(1610万画素)とα7 III(2420万画素)という性能の違いもありますが等倍でのトリミングなので画素数の影響はないと思います。

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続いては少々意地悪な実験を。
SEL50M28を使って太陽を入れて撮影しました。
フレアやゴーストが目立つこともなく、この点でも写りは良さそうです。

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自分にとっては初めてのフルサイズレンズですので、フルサイズならではの検証もしてみたくなりました。

センサーサイズが大きいということは、それだけ光を集められる。
つまり暗所に強いということでISO感度比較です。

部屋の電気を消して窓の外の灯りだけで撮影。
ほぼ真っ暗な中、あらかじめピントを合わせておいて机に置いて撮影しました。

まずはISO12800から。これだけISOを上げてもノイズはほとんど気になりません
ただし、絞りを開放にしても光を取り込むためシャッタースピードは5秒かかりました。

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ISO25600。シャッタースピードは半分の2.5秒。
カメラのモニターでは気になりませんでしたが、PCの大きな画面でミッキーの帽子の三日月や背景のNintendo Switchのドックを見ると少しノイズが出てきました。

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常用ISO上限の51200。シャッタースピードはさらに半分で1.3秒。
さらにノイズが出てきたものの、気にならない人は大丈夫かもしれません。

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最後にウンと上げて拡張ISO上限の204800へ。
シャッタースピードは1/3秒まで縮められましたが、さすがにここまでくるとノイズが多いです。

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ISO AUTOでは上限を設定できるのですが、ノイズが気になる場合は25600、もう少し感度を上げたい場合は51200にしておくと良いかもしれません。


参考までにAPS-CのNEX-5Rでも検証。
ホワイトバランスの設定が異なっていたので色味が違ってしまいましたが、SEL24F18Zを以ってしてもISO3200でノイズが目立ちます。

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まぁこれはレンズというよりα7 IIIのおかげですねw
α7 IIIはα7 IIから進化して裏面照射型のセンサーを搭載
詳しいところまでは自分も知らないのですが、暗所により強くなったそうです。

高感度と言えばα7Sシリーズがその役目を担っていますが、α7 IIIだって使えますね。
夜景撮影が楽しくなりそうですw


SEL50M28は他のマクロレンズ同様にAF速度は速くないので動きの速い被写体の撮影には不向きです。
しかし描画力は悪くないので、風景撮影などでは50mmの単焦点レンズとしても運用できそうです。
6万円以内で買えるレンズとしては優秀だと思います。

自分のようにブツ撮りがメインでない限りは初めての1本としては不向きですが、寄れるレンズが欲しい方には値段も相まって気軽に使える1本ではないでしょうか。
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