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10 2012

「ゼノブレイド」と「ラストストーリー」が描く"RPGとは何か"

本日6月10日は「ゼノブレイド」が発売された日
あれから2年の歳月が経ちました

昨年夏~秋でのヨーロッパ・オーストラリアに続き、今年4月には遂にアメリカでも発売!

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海外版タイトルは「Xenoblade Chronicles」


自分が今までプレイしてきたゲームの中でも極めてハイクオリティなこの作品。
今回は2周年を記念して、実は掲載するタイミングを失っていた記事を掲載したいと思います。

実は、2011年1月27日に発売された「ラストストーリー」プレイ中に書いていたものがあったのです。
一度はお蔵入りさせたものの、せっかく書いたものなので少し手直しして今回ようやく掲載する事にしました。
ラストストーリーも加わっているとは言え、「ゼノブレイド」の思い出(リンクはコチラ)以来のゼノブレイドに関する記事です。

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タイトル画面


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任天堂はWii専用タイトルとして2010年6月に「ゼノブレイド」を、2011年1月に「ラストストーリー」をリリースしました。
販売元は同じ任天堂ですが、開発はモノリスソフトミストウォーカーが担当しています。

どちらも新規タイトルながら、開発を担当された方の知名度もあってか期待値は低くはなかったはずです。

RPGをあまり好まない自分も気になって購入しましたが、どちらも良く出来ています。
2作共にRPGが持つ魅力を活かし、RPGが抱える問題をクリアした結果の名作ではないかと感じました。
「RPGファンが求めたRPG」と言っても過言ではないかもしれません。

RPGを得意としていない自分ですが、2作を通して感じる"RPG観"を語ってみたいと思います。

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ゲームパッケージと初回特典

~RPGは冒険の物語~

これは言わずもがなですね。
主人公を通して冒険を体感するのがRPGだと認識しています。
街やら城やら砦やら世界中を移動する冒険。
アクションでは一方通行に進む展開も、RPGでは時に寄り道をしながら自分のペースで進行出来ます。
この"冒険"に対する答えは2作で大きく異なります。

「ゼノブレイド」はこの"冒険"を最大のテーマとし、広大なマップを採用。
ロード箇所も少なく、本当に広々としたマップを渡り歩く事になります。
マクナ原生林やエルト海は、隅から隅まで移動するとなるとかなりの時間を要します。

ある程度はワープで補えますが、普段の移動では気付きにくい"秘境"と呼ばれる場所も存在します。
乗り物なんて使わずに歩き渡る事で冒険をより体感出来ます。
一見すると面倒臭そうな移動ですが、新しいランドマークを発見する度に経験値が貰えます

敵を倒す事だけが経験では無い、マップを探索し新たな場所を発見するのも経験という思想なのでしょうね。

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エルト海


一方「ラストストーリー」は冒険の取捨選択を行っています。
舞台はルリ島が基本で、砦や基地等のダンジョンまでの移動はありません
あくまでそのダンジョン内を探索する事に重点を置いています。

次はどこに行けば良いのかとあちこちに捜し回る手間を省いたわけです。

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ルリ島



~スピード感のある戦闘~

RPGにおいては単調になりがちな戦闘システム。

これは2作で共通点が見られます。

基本的に剣で攻撃するのはオート。敵に近づくと勝手に動きます。

その中でゴリ押し出来ない敵には仲間と連携して大ダメージを与えます。
この時はスピード感溢れる戦闘は停止をします。
どの技を出すのかじっくり考えられるわけです。
この緩急が絶妙なのです。
テンポ良くかつじっくりと言う一見相反している現象を見事に成し得ています。

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ゼノブレイドの戦闘シーン



~レベルバランス~

強敵なボスにはある程度のレベルが必要ですが、このレベルを上げ過ぎるとスムーズに進める反面歯ごたえがなくなってしまいます。

「ゼノブレイド」にはユニークモンスターと呼ばれる強敵が各マップに存在します。
これらにはかなり高レベルのモンスターが存在します。
おそらく1周目だけでは倒せないと思います。

戦闘は画面切り替えが無くシームレスに行い、ザコ敵は通り過ぎても構いません。

「ラストストーリー」では、経験上の話で詳細のシステムまでは分からないのですが、おそらく補正があるのではと感じました。
各ボスを倒すのに必要なレベルまでは1回の戦闘でもどんどんレベルがあがるのですが、急に経験値の獲得が低くなるんです。

また見つかると即ゲームオーバーな潜入ミッションや、援軍を呼ばれない様に1体ずつおびき寄せる戦闘方法もあり、ダレる事無く緊張感が保てます

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戦闘前に敵側の配置を確認出来ます


~ボリューム・奥深さ~

2作は限られた容量をどのように活用したのか。

「ゼノブレイド」はとにかくボリューム満点。

必要最小限のルートでも結構時間を要するのに、クエスト等も入れると果てしないです。
セーブデータのプレイ時間は99時間59分で上限となりますが、とてもこの時間内では収まりません

ボリュームは多いのですが、飽きる事無くクリア出来るのではないでしょうか。
それは先程述べた戦闘システムの秀逸さに加え、引き込まれる物語も大きな要因です。
自分は何度も泣いてしまいましたw。

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アイテムを集めてコロニー6を復興させるのもやり込み要素の1つ


「ラストストーリー」は選択肢を広げました。

チャプター毎で進むストーリーは途中必須ではない場面が出てきます。
必要最小限のルートだと結構短めなのですが、全チャプターとルリの街でのサブクエストを入れると結構なボリュームになります。
じっくりプレイしたい人にも、サクっとプレイしたい人にも訴求されたオールラウンダーな作りになっています。

そしてマルチプレイも忘れてはなりません。
「これで1本ゲームが成立するんじゃないか」とも思わせる程の出来。
決してオマケ要素なんかではありません。

本編ではプレイヤーは主人公・エルザを使うのが大半で、他のキャラに変更は出来ません。
みんな個性豊かなキャラばかりで一度操作をしてみたいと思うはずです。
それをマルチプレイで実現させています。
特に「乱闘」ではサブで登場するトリスタ将軍やタシャも参戦します。

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本編そっちのけでハマった方も多いのでは


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それぞれ異なる性質の「ゼノブレイド」と「ラストストーリー」。
しかし両者どちらも"RPGとは何か"に真剣に取り組んだ名作だと思います。

ただ、「ゼノブレイド」はあまり値が落ちていないものの、「ラストストーリー」は一部店舗でワゴンセールになっていたりします(汗)。

先日E3にて発表された「Wii U」にはWii互換機能が搭載されていますし、今後も売れ続けて欲しい作品です。

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